ピンコロを積んでいきます。
煙突のところには紙でできたボイド管を入れてアサヒキャスターで固めます。
さてここで今回の失敗。ていうか設計・計画のミス。
耐火レンガの本体とピンコロの外壁との間に隙間を空けて断熱層にしようというアイデア。それはなかなか良いアイデアだったと思うんですが、調子にのってその隙間に断熱材を入れちゃいました。
多分ですが、断熱材が水分を吸って窯の温度管理によからぬ影響を与えてるような気がします。
さらに鉄筋に対するモルタルの被り厚がほとんどありません。つまり鉄筋が錆びやすいです。錆びた鉄筋は強度が出ないだけでなく膨らんでモルタルを割ったりします。
4年目の今のところは大丈夫ですが、将来は心配です。
上下段の構造にしたので仕切り部分を作ります。
ちなみに普通のピザ窯はこういった2段構造にはしません。
一般的なピザ窯の考え方は窯の中で薪を燃やし、窯の内壁材料(耐火レンガ等)に十分に熱を蓄えさせて(だいたい200度ぐらい)その輻射熱でピザを焼くというものです。
そのため窯があがったら薪は出してしまうか、窯面積を大きくしておいて隅っこに押しやるかになります。
今回は窯の占有面積を出来るだけ小さくしたかったのと、上下段の仕切り板を外したら魚を吊るしてスモークなっと出来るかと思ってこんな構造にしました。
結局今のところ魚を吊るしたことは一度もないんですが。